【声フェス2025レポート*午後の部 特別講演~声と共に生きる人生100年時代~】
11月18日(火)に埼玉会館小ホールで催された
『第5回100万人の声磨きフェスティバル』は約170名のご参加の下、
大いに盛り上がる1日となりました✨
本日は午後の部前半で開催した、特別講演についてお届けします📤
午後の部の幕開けは、全国の声磨きインストラクター達のご挨拶からスタート!
今回は北海道から沖縄まで、全国各地から仲間が集結しました✨
代表理事の佐藤恵から、この1年間での声磨きの広がりや
社会的意義についてお話をさせて頂きました。


そして、お待ちかねの東京都健康長寿医療センター研究所・鈴木宏幸先生による特別講演へ。
テーマは「声と共に生きる人生100年時代 -高齢期の社会参加と健康の観点から-」。
会場は一気に深い学びの空気に包まれ、
「声」「社会参加」「健康」がどう結びつくのかを、
科学的知見と豊富な研究データからわかりやすくご解説いただきました。

◆ 人生100年時代では、“3ステージ人生”はもう通用しない!
講演冒頭、先生が示したのは人生モデルの変化。
従来は「教育 → 労働 → 余生」という一本道。
しかし健康寿命が延びた今、
多くの人が “学び・活動・社会参加が人生の後半にも続くライフデザイン”を描くようになっている、と紹介されました。
この“活動期”の広がりこそが、声を使って人と関わる意味を一層大きくしています。

◆フレイルは身体だけでなく「社会性の低下」が深刻!
「フレイルの3要素」は、心身機能・生活機能・社会的機能。
特に注目すべきは、“社会との関わりが薄くなること自体がフレイルの入口になる” という点です。
東京都のデータでは、社会との接点が少ないだけで、
・生活機能の低下
・知的能動性の低下
・役割喪失
・閉じこもり
・緊急時不安の増加
等が顕著に進んでしまうことが示されていました。
“つながりを持つこと”は、高齢期の健康維持にとって欠かせない要素だと改めて実感させられます。
◆社会的つながりがある人ほど“認知症リスクが低い”
社会的交流の満足度が高い人ほど認知症発症率が低いことが鮮明に示されていました。
非常に印象的だったのは、家族と暮らしていても
「家の中で会話をしなけば意味が無い!」ということです。
「誰と話しているか」「どれだけ交流があるか」が認知機能を大きく左右する。
声を出す活動は“社会的つながりの起点”になりうるのです。

◆声を使う活動は「認知的予備力」を高める!
知的活動や交流が盛んな人ほど、「神経ネットワーク」が豊かになり、
加齢による変化に対して脳が“補償”できる力(認知的予備力)が高まります。
声を出す行為は、
・言語処理
・記憶
・社会的判断
・感情調整
など多くの脳領域を使う活動です。
つまり、声を使う場があることそのものが脳の健康づくりに貢献します。
◆声を出すことは“健康”と“地域の力”を同時に高める!
高齢期の健康は、運動や食事だけでは完結しません。
「誰かと関わりながら過ごすことそのものが、健康の土台になる」のだと先生は強調します。
そして、交流の中で “声を出す” という行為には、
単なるコミュニケーションの範囲を超えた意味があります。
声を届け合うことで、心の状態が整い、脳が活性化し、身体機能も自然と刺激されていきます。
さらに、声を出す場に参加することは、
同時に “地域とのつながりを育てるきっかけ” にもなります。
自分の声が、誰かを元気づけたり、場を明るくしたりする─
その積み重ねが、地域全体の活力へとつながっていくのです。
だからこそ先生は、最後にこう言葉を結ばれました。
「声と共に生きることが、人生100年時代の健康を支える」
会場の皆さまが熱心にうなずきながら耳を傾けていた姿がとても印象的でした。
◆まとめ:声を出す=健康 × 社会参加 × 地域貢献
今回の講演を通じて、
「声を出すことは、健康づくりの“入口”でありながら、同時に地域とつながる“出口”にもなる」
という視点がより鮮明になりました。
声磨きを続けていく意味、仲間と声を交わす喜び、誰かを元気にする力。
そのすべてが科学的にも裏づけられた、大変意義深い講演でした。
鈴木先生、貴重なご講演をありがとうございました!
次回は、午後の部後半の声磨き体験トレーニングの模様をお届けします📤



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