高校から始めるボイストレーニング授業

高校生が授業を通じ、自分の考えを自分の言葉で話せる人間に

東京都立王子総合高校 ボイス・スピーチトレーニング授業の様子

東京都立王子総合高校では
(株)ボイスクリエーションシュクルの
「ボイス・スピーチトレーニング」プログラムを
平成23年度授業カリキュラムから導入し、
将来を見据えたコミュニケーション能力の育成に
力を注いでいます。
全国でも大変珍しい画期的な取り組みを
ご紹介いたします。

1年間を通じて、コミュニケーションの懸け橋で
ある「声・話し方」を磨くことで人前で臆せず
話せるように、伝えたいことが伝わるように、
また、相手の立場に立って話をきくことができる
ように、つまりコミュニケーション豊かな人間力
を育んでいきます。

講師を務めるのは、(株)ボイスクリエーションシュクル代表取締役 佐藤 恵。
13年間の海外生活を経験してきた佐藤は、様々な人種や文化が同居する環境で生きていくためには、コミュニケーションスキルが非常に重要であるということを実感してきました。
また、コミュニケーションスキルが子供達の教育でも重視されていることを見てきました。

一歩外に出ると世界では、寡黙なことは美徳ではないのです。
話さないことは自分を表現しないこと。
これはずるいこと、あるいは無能なことだと見なされます。
やがて相手にされなくなります。

しかし、残念ながら日本の教育現場では、コミュニケーション力を高めるための声の出し方や話し方を教える機会が、まだまだ少ないのが現状です。
特に公立で通年授業として行っている学校は皆無に等しいです。
その数少ない例の一つとして、東京都立王子総合高校ではボイス・スピーチトレーニングの選択科目があるのです。

佐藤が講師を担当させていただき始めた平成23年度から今年で5年目を迎えています。

この授業では、自分の考えを自分の言葉で話せるようになることに注力しています。
また、日本社会で美徳とされている目立たないこと、発言しないことに対して、それは決して美徳では無い、ということを伝えています。

ですからスピーチの実演練習も、積極性を引き出します。
教師が順番に生徒を指名するのでは無く、手を上げた人から発表してもらいます。
これは、世界に出れば「私が!」と手を上げることが当たり前の中で、ただ指名されることを待っている姿勢のままでは困るからです。

昨今、世間ではグローバル化に対応するために、小学校入学時からの英語教育が必要だと言われていますが、私共は、まず母国語で自分の意見をきちんと発言できることが大切だと考えています。

母国語できちんと自分の考えを主張できなければ、まして英語で自分の考えを述べることはできないでしょう。

ですからこの授業で培ったスキルやマインドが、生徒達が社会に出てからの大きな支えになることを願いながら、また、世界で活躍できる人材を一人でも多く輩出できることを目標に講義を努めていきます!

グローバル化が進む社会に日本の子供達が飛び出していくとき、世界で通用するコミュニケーションスキルを身に付けさせてあげることは、私共の使命であるとも感じています。

声のチカラで高校生を元気に!!

教育現場での主な実績

教育現場での主な実績

ボイス・スピーチトレーニング授業内容(通年コース)

社会人として求められるコミュニケーションスキルを体得する実践的なプログラム(ボイス・スピーチトレーニング)を通じて、

●自分をどのように表現すればよいか(発信力)
●思いを汲みながら他者の話をどう理解すればよいのか(対話力)

を体得し、多様化する社会で活躍できる根源的な力を育む。

<イントロダクション>
●これから1年間の目標を立てる
●自己紹介
●ノンバーバルコミュニケーションの重要性

<ボイストレーニング>
通りの良い安定感のある「自分の声」を見つけ、伝わる話し方を目指す
●腹式呼吸・腹式発声・滑舌練習、早口言葉
●伝わりやすい話し方1 ~強調の仕方~
●伝わりやすい話し方2 ~間の取り方~
●伝わりやすい話し方3 ~言葉の音色を表現する~

<スピーチトレーニング>
PREP法で自分の考えを発信する、さらにいかに相手の共感を得られるか
●スピーチトレーニング(毎回指定されたテーマに添って) スピーチトレーニング(毎回指定されたテーマに添って)

●ビブリオバトル(7月校内予選会) プレゼンテーション

●プレーゼンテーション(学習発表会)  3年生:12月、2年生:3月
(これまで実施したテーマ:「わがまち王子の魅力」「外国人にイチオシの東京スポット」)

●会話力トレーニング
たわいもない話題で会話を広げる雑談力の養成

<まとめ>
1年間の授業を振り返り、自分がいちばん成長できたことを発表する

※授業テキストは佐藤恵著「たった15秒で好感度が上がる声の磨き方話し方」(中経出版)

通年コースを受講された生徒の声

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ボイス・スピーチトレーニング授業内容(短期コース)

<1. face to faceのコミュニケーションにおける重要な要素を学ぶ。>

<2. ボイストレーニング (1)>
恥ずかしがらずに、出し慣れていない大きな声を出すことを目指す

<3. ボイストレーニング (2)>
前に、まっすぐに声を出すためにお腹で支えることの大切さを実感する

<4. ボイストレーニング (3)>
通りの良い安定感のある声を出すことで一人一人の自信に繋げる

<5. スピーチの準備>
話題選びについて・主題の決め方

<6. 2分間スピーチ>
ボイストレーニングの成果を活かして、[環境]をテーマに2分間スピーチにチャレンジする。
〔めざすポイント〕
・大きな声で、はっきりと
・下を向かないで話す
・お腹で支えた声をまっすぐに出す
・笑顔で話しているか

短期コースを受講された生徒の声

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保護者向け講演会 (学校主催)

「自分の言葉で表現・発信する力を高める取り組みと世界で戦える人材育成」

保護者向け講演会 (学校主催)

庄司一也 東京都立王子総合高校第2代校長先生へインタビュー

庄司王子総合高校第2代校長先生へのインタビュー

(佐藤恵)
ボイストレーニングの授業にどのようなことを
期待されていますか?

(庄司校長)
やっぱりコミュニケーション能力が欠けている子どもたちが
多いので自己表現をさせたい。
一番早いですよね。思いをふっと、声にのどからだせばいい。
だから話すことは一番速いですよね。
文にするとまた漢字が書けない等、
違うことが入ってきてしまう。
(それはそれで必要なのですが、)
これから生きていくには、人に言われて人の指図を受けて、
それをやるのは当たり前ですが、それ以上に「私はこう思う」、
それを相手にどう伝えるかということをしっかり身に付けさせて
卒業させてあげたいというのが一番の思いですよね。

先日、将来幼児教育に進みたいという女子生徒と面接した時に、ボイストレーニングの授業を受けて「自己表現って大事で必要なんだということがわかった」と、この授業を受けての感想を聞かせてもらう機会がありました。
1年間通して行っていただいている授業は、すぐ使えてとても身になって、本人も納得してもっとやろう、といういい循環になっている。
こうした成果が上がるご指導をいただいているので、とてもありがたいことだと思っています。
特に、幼児教育は自分がしゃべらなくては、○○君、○○ちゃんには、こうなってほしい、という自分の思いは伝わらない。
それをどう伝えるか、言葉だけでなくて、表情、姿勢などまでご指導していただいているので、彼女にはこれが「なるほど」と思ったということで、幼児教育をやりたいから大学をこうのように選びました、と彼女なりには論理立てきちんと説明してくれました。
この授業は全員が受けることが出来ればよいのですが、やっぱり時間が限られているので選択授業としています。

(佐藤恵)
東京都立王子総合高校は『東京都教育委員会言語能力拠点校』に選ばれていますね。

(庄司校長)
そうですね、3年前に言語能力推進指定校に選ばれ、昨年度からは拠点校になりました。
去年のビブリオバトルでもボイストレーニング選択者は全員ビブリオバトルに参加しましたね。
視聴覚室で本選を行った時、大勢のオーディエンスを前に堂々と発表していましたね。
思いを伝えるには、書いてある原稿を読んで入るだけではダメなんですよ、生なんですよね。
そういう授業を佐藤先生にはやっていただいている。

(佐藤恵)
原稿を朗読するような発表は認めません。
心配だったら、箇条書きにして、文章にしないでやろうねということを、一年を通してやってきています。

(庄司校長)
私も色々しゃべる機会がありますけれど、本来は柱だけ打っておけばいいのですけどね。
それを高校生が理解して実践しているというこの授業が、うちではもうお薦めの授業です。
学校説明会にやってきた中学生がお母さんに「プロのアナウンサーに教わるんだよ」とお母さんに言っているんですよ。
その女の子は、保育、幼稚園の先生がなりたい希望の職種の一つだと。
その時にボイストレーニングの授業をとった先程の女子生徒の話をしてあげました。
自分で感じてこうしなきゃと思って、学校選びをしていけるいい授業のひとつだよ、と伝えると
「授業受けてみたいです!」
と希望に目を輝かせていましたね。

(佐藤恵)
ありがとうございます。

(庄司校長)
総合学科ならではだと思うのですよね。本来普通科の学校もこうした授業はあるべきではないかと思います。
ただ大学に行くのではなくて、何のために行くのか、そこで何を学びたいのかの軸を定める。
だから頑張って勉強が出来るはずですよね。
総合学科は、自分の将来を見据えてそのために今何をやるか、だからこの授業をやる、と。
もっと総合学科が増えてもいいのかなと思います。
東京は、10校と決められていて 本校は10番目ということですから、前校長先生が強い思いで2年間かけて作って、平成25年度に卒業生を初めて出して、その中の最初の授業が、全員にボイストレーニングをやらせたいという思いにつながったのですが、それはほんとうにありがたいと。

(佐藤恵)
こういうご縁をいただいて1期生のスタートからこの授業に携わることが出来て光栄です。
私も外国で13年間暮らしておりましたが、外国は子供の頃からこういう授業があるわけですから、「そういう人間たちと、大人になって初めてプレゼンテーションをさせられている日本人のビジネスマンは世界で戦えるわけがない」と、ずっと思って見ておりました。
やはり子供のころから 特に、思春期の多感な頃に人前で自分を表現することは、人間形成の上ですごく重要だと思っておりましたので、こんな形で東京都に貢献できていることが嬉しいです。

(庄司校長)
私は一昨年度、(東京都)北区の中学生を対象にしたサンフランシスコ研修の派遣団長として一緒に行ってきました。
各校から選ばれた優秀な子たちでも5日間の英語のレッスンでは静かなんですよ。いつも受け身だから。
日本ではシーンとしているのが良い授業。でもアメリカの授業はそうではない。
聞いたらあなたの意見を答えてください。
→どう思うか言ってくれないと私は進められないのです。
→「で、どう思う?」・・・・・・と言われても日本からの生徒たちは答えられない。
また、英語で答えなければならないので、自信がないというのもあると思うのですが。
ただそれが 3日目、4日目になるとそれなりに返せるようになってきて、5日目になって、みんなが自分の思いを、
英語で伝えられるようになっていった。
これは大事なことだなあとつくづく感じました。
「君はどう思う?」と言われたときに、「私はこう思う」と自然に話せるのは、
小さい時からそれが当たり前のようによその国では訓練されているんだな、と。

日本ではないですよね。
先生からの一方的な受け身の授業でノートを取っていればよしとする。
それでは世界に出ていけない。
なるほど、そうだよなあと、身に染みて感じました。

だからこそ自分でまず思う、考える。
そして わかるように伝える力は絶対に必要だと思いました。
ですから、多くの生徒たちに佐藤先生の授業を受けてもらいたいと願っています。

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今澤秀夫 東京都立王子総合高校初代校長先生へインタビュー

今澤 秀夫校長先生

コミュニケーション能力を育成するという中で、
まず最初に必要なのは
自分の声を表に出すということです。

これまでの30年以上の教員経験の中で、
高校生が人とのコミュニケーションを
うっとうしく思うようになってきている、
と感じています。

多くの高校生の年齢の子供たちは
積極的に表に出そうとしません。
入学してからその子の声を聞くのが
卒業までに数回しかない、
ということが実際あるんです。
社会に出ると
自分からコミュニケーションのきっかけを
避けてしまうのでは誤解されたり、
損をすることが多いはず。
自分の中にこもってしまっているそんな心の扉を開くきっかけになって欲しい、という思いがありました。

情報社会の中でインターネットやメールで情報発信したり受け取ったり情報交換出来ますが、自分の意見や考えをきちっと伝える訓練の場がありません。

コミュニケーション能力を身につける=ボイストレーニングではありませんが、やはり自分の声を表に出していく、言葉に出して伝えていかなければなりません。

親や先生は言わなくても言おうとしていることを汲み取ってくれます。

しかし、社会的に自立していくために(本校は職業的に自立することを大きな目標に置いていますが)、社会人として認められるために、また社会で活躍していくために、相手の考えを理解して主体的に自分の考えや意見を言葉にのせて人に伝えていけるように、人とのコミュニュケーションをトレーニングしていって欲しいと願ってます。

しかし実践を通してコミュニケーションについて学ぶ機会は勉強の科目にはなかなかないのが現状です。そこで。
コミュニケーション能力を高めるいくつかの切り口がある中で話すためのボイストレーニングを導入したいという気持ちになりました。

【総合学科の特性を活かして】
社会的に自立するうえで、今まで自分の中にはなかった世界に足を踏み入れて、その中から自分を再発見したり相手を理解する気持ちが必要になってきます。

当校のカリキュラムには5つの系列:メディアネットワーク、工業・デザイン、ビジネスコ・ミュニケーション、伝統文化・工芸・スポーツ・健康があり、様々な科目を体験できるシステムになっています。、学校の教員のみならず沢山の市民講師の先生に来ていただくことで、生徒たちに世の中で活躍している大人たちを肌で実感して学んでもらいたい。
総合学科に入学してこうしたチャンスが得られるので、とても貴重なことです。

いろいろな場面で様々な機会を教育の場で提供したいと思っています。
その一つとしてボイストレーニングの授業はこの分野で先駆けているボイスクリエーションシュクルさんにお願いしています。

ボイストレーニング科目担当 玉川 弘文教諭のコメント

平成23年度4月に開校した都立高校です。
これからの高校生に身につけてもらいたい能力の一つとして、コミュニケーション能力が上げられています。
そのため、本校の育てたい生徒像は「表現力やコミュニケーション能力の豊かな生徒」、育てたい生徒像を踏まえた教育理念は「高いコミュニケーション能力の育成」です。

コミュニケーション能力の意味を単に説明するだけではなく、体験をして学ぶ「ボイストレーニング」を都立高校で唯一授業として取り入れています。
本年度は科目「人間と技術と環境」の中で、全生徒が自分らしさを表現する、決められた時間内に強さ・自信・安定感・人柄の良さを感じさせる話ができること目標として、週2単位学習しています。
平成24年度からは、科目「ボイストレーニング」として開講する予定です。

ボイスクリエーションシュクル・佐藤恵先生の授業内容は、まさに本校の教育理念や「ボイストレーニング」の目標と合っていることからお願いいたしました。
「未来ある生徒さんのためですから」と、生徒一人ひとりに声をかけ、分かりやすく丁寧に授業を展開していただき感謝しております。

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