こんばんは、シュクル佐藤恵です。
衆院選(22日投開票)は終盤戦に入りました。
ここ浦和の駅前にも毎日著名な政治家が選挙カーの上での
応援演説が繰り広げられています。
演説チェックに立ち寄ったのですが、
政治家の演説とは別の気になることが頭をよぎりました。。。
それは、
外国ではこんなに声を張り上げて人々に訴える選挙文化が無い、
ということです。
私がかつて住んでいたイギリスでもカナダでもフランスでも
選挙カーがありませんでした。
大きな声を張り上げながら演説したり、
候補者の名前を連呼しながら住宅地を回るなんてことはありません。
日本が議会制度を学んだイギリスでは
選挙カーもポスターもありませんでした。
候補者は選挙期間中の週末に揃って立ち合い演説会くらい。
ポストに投げ込まれるビラが頼り。
カナダでもポストにビラが配布されていました。
さらに、候補者が各家々を訪問して支持を訴える。
フランスでは、スピーカー及び自動車の使用についての規制はないけれど、
実際には、スピーカーを使用する候補者はほとんどいない、と聞いたことがあります。
フランス人は騒音を嫌うので、騒音公害となりますから、
そもそもそのような選挙運動は考えられないということのようです。
(そんなことをしたらいっぺんに票を失ってしまうでしょう。。。)
調べてみましたら、アメリカ、ドイツ、オーストラリア、北欧の国々も同様でした。
先進国どこの国も、「静かな選挙」が当たり前。
外国メディアは日本の選挙戦を
「テクノロジーとイノベーションの宝庫と言われる日本で、
21世紀の今日、大きなスピーカーを付けた車が町中を走り回る、
というような選挙をやっていることは非常に大きな驚きだ。」
と語っています。
ソフィア・コッポラ監督の映画「ロスト・イン・トランスレーション」にも
アメリカ人の視点から見た日本の選挙カーが描かれていたことを思い出しました。
選挙カーを見て、主人公が耳をふさぐのでした。。。。。
明日は選挙戦最終日、
午後8時まで「最後の最後のお願い」が街中に響き渡ることでしょう。
明後日22日は台風の影響もとても気になりますが
清き一票を投じに参りましょう。
選挙演説の話し方チェックのつもりが
違う方向で落着です。
今週もご苦労様でした。
どうぞよい週末を!
シュクル 佐藤 恵
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