こんにちは、佐藤 恵です。
今年度も東京都立王子総合高校の
ボイストレーニングの授業が始まりました。…
1年間を通じて
コミュニケーションの懸け橋である「声・話し方」を磨くことで
人前で臆せず話せるように、
伝えたいことが伝わるように、
また相手の立場に立って話をきくことができるように、
つまりコミュニケーション豊かな人間力を育んでいきます。
私は13年間の海外生活において、
様々な人種や文化が同居する環境で生きていくためには、
コミュニケーションスキルが非常に重要であると言うことを実感してきました。
また、コミュニケーションスキルが子供達の教育でも
重視されていることを見てきました。
彼らの世界では、寡黙なことは美徳ではないのです。
話さないことは自分を表現しないこと。
これはずるいこと、あるいは無能なことだと見なされます。
やがて相手にされなくなります。
しかし、残念ながら日本の教育現場では、
コミュニケーション力を高める為の声の出し方や話し方を教える機会が、
まだまだ少ないのが現状です。
その数少ない例の一つとして、
東京都立王子総合高校ではボイススピーチトレーニングの科目があり、
私が講師を担当させていただいてから5年目を迎えています。
この授業では、
自分の考えを自分の言葉で話せるようになることに注力しています。
また、日本社会で美徳とされている
目立たないこと、発言しないことに対して、
それは決して美徳では無いのですよ、ということを教えています。
ですからスピーチの実演練習も、
私が順番に生徒を指名するのでは無く、
手を上げた人から発表してもらいます。
これは、世界に出れば「私が!」と手を上げることが当たり前の中で、
ただ指名されることを待っている姿勢のままでは困るからです。
高校球児たちは礼儀正しくやる気があるので
「自分がやります!」と手を挙げてどんどん発表してくれます。
活気あふれる1年間が期待できそうで楽しみです。
昨今、世間ではグローバル化に対応するために、
小学校入学時からの英語教育が必要だと言われていますが、
弊社では、
まず母国語で自分の意見をきちんと発言できることが大切だ
と考えています。
母国語できちんと自分の考えを主張できなければ、
まして英語で自分の考えを述べることはできないでしょう。
ですから今年度も微力ではありますが、
この授業で教えたスキルやマインドが、
生徒達が社会に出てからの支えになることを願いながら、
また、世界で活躍できる人材を
一人でも多く輩出できることを目標に
講義を努めていきます!
グローバル化が進む社会に
日本の子供達が飛び出していくとき、
世界で通用するコミュニケーションスキルを
身に付けさせてあげることは、
弊社の使命であるとも感じています。
声のチカラで高校生を元気に!!
(株)ボイスクリエーションシュクル
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