2014年8月8日(金) 14:00~
シュクル声磨きサロンでバングラディッシュに学校をつくっちゃった!
カディ綿をつくるバングラデシュのウーマノミクス事業をおこなう
サクラモヒラの代表平間様のお話アフタヌーンティイベントあります!!
【カディという言葉を聞いたことがありますか?】
インド独立の父ガンジーが自ら糸車を回して作り、はおっていたのが、
カディと呼ばれる手紡ぎの布です。
伝統的な綿布の作り方ですが、バングラデシュではわずかな地域に伝えられるのみとなってしまいました。
ガンジーは、当時インドを植民地支配していたイギリス製の機械織綿布に抵抗して、
インド人が自給できるカディを普及させようとインド各地を歩きまわりました。
その道中で、1930年、当時はインドの一部だったバングラデシュのこの地方にも立ち寄り、
カディの技術を伝えていったものが、今日まで綿々と受け継がれているのです。
1枚のカディ布が出来上がるまでには、綿の栽培農家から始まって、
糸を紡ぐ女性、紡いだ糸を紡錘に巻き取る女性、はたを織る男性、というふうに多くの人の手を経ます。
生地1メートル分の糸を紡ぐだけで1日かかるといいますから、
全ての人がかけた時間を合計したら大変な時間になってしまうに違いありません。
こうしてたくさんの手間をかけて作られた布はさまざまな特長をもっています。
糸のよりが柔らかいために吸湿性、早乾性に優れていること、冬は暖かく感じられること、
適度なネップ(糸のムラ)があって夏は肌に涼しく感じられることなどです。
バングラデシュ国内では、最近は機械織りの薄い生地の方をひとびとが好むようになり、
こうした厚手の生地は敬遠されがちになっています。
村の若いひとたちももっと稼ぎのよい仕事を好むため後継者も不足していて、
近い将来に幻の技術になってしまうだろうと言われています。
[カディ綿・カディコットン・khadi cotton]
ガンジーが自ら糸車を回して作りはおっていた、人々の自立を促し、
広めた手紡ぎ手織りの綿布です。
手紡ぎならではの糸むらは風を通し、空気を含みます。
やわらかな手触り、手仕事の風合い。
吸湿性、速乾性にもすぐれ、夏にぴったりの布地です。
この貴重なカディ綿を使用した製品の販売もイベントでおこないます。
ぜひ暑い夏のひととき、お茶を飲みながら、気軽に遊びにきてくださいね。