こんにちは、シュクル佐藤恵です。
今日から9月、今朝の青空を眺めると、
お空がたかーく感じられました。
一気に秋めいてきましたね。
9月1日は子どもの自殺が1年で最も多い日、と言われていますね。
約40年間分の18歳以下の自殺者を内閣府が調べたところ
「9月1日」に自殺した人は累計131人で、
突出して多かったというデータが2015年に発表されました。
また、9月2日(94人)や8月31日(92人)も自殺が多く、
夏休み前後は子ども自殺のピークだと言えます。
こうした背景の下、
このところ著名人が自殺防止のメッセージが
各メディアで取り上げられています。
「学校よりも命が大事」というメッセージは、
心を痛めている子どもたちにどれほど届くか疑問です。
なぜなら、
いまだに日本では毎日学校に行く事が当たり前、
と教育されてきた大人の常識が優位で
学校で苦しむ子どもに対する理解が進んでいない、
と思うからです。
私の長男はロンドン生まれの自閉症スペクトラムですので、
この子にどんな教育が最適なのかを
その国々で模索したものです。
海外生活13年を通じて、
各国の様々な学校の形を見てきました。
そして、真の教育の在り方を考えさせられました。
極端なところでアメリカの例を一つ。
アメリカでは、学校へ一切行かずに、
自宅で親が学校の学習指導をするhome schooling制度が
合法的に認められているんです。
学校の四角い教室の既成概念が外れ、
日本が価値観の多様性を受け入れる社会に成熟し、
自殺予防メッセージが流れる夏の終わりの風物詩に
ピリオドが打たれることを期待しています。
と同時に、
コミュニケーション不足で陥るストレス社会を断ち切り、
家族でも地域でも、ちょっとしたコミュニケーションを大切にしながら
子どもにとっての「心の安全地帯」をつくってあげたいですね。
生身の人間対人間のかかわりの温かさを肌で感じさせたいですね。
子どもたちにとって
「誰かがわかってくれる」「誰かが助けてくれる」、
という希望が持てる世の中にならなければ
夏の終わりのメッセージは繰り返されることでしょう。
当たり前のかかわりが忘れられた
現代日本に生きる私たち大人の責任は重大です。
シュクリングラボで何ができるか。
コミュニケーションロスを解消するための対策を
研究し続けてまいります。
声のチカラでコミュロスを退治!
どうぞ良い週末を。
佐藤 恵
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