みなさん、政府が発表する”白書”って知っていますか?
内閣府のホームページを検索すると、
白書を通して今私たちが直面している社会状況や、
政策の方向性を知ることができます。
中でも、「男女共同参画白書」は、
女性を取り巻く様々な課題がまとめられています。
以下はその中の「特集 多様な働き方・暮らし方に向けて求められる変革」より
(中略)1人の高齢者を支える現役世代の数が少なくなる中、
現役世代が「仕事」か「家庭生活」かではなく、
1人で何役も担うことができるようにしていくための鍵は、
長時間労働や、画一的な働き方の仕組みを変革し、
一人ひとりの事情に応じた職業生活を営むことができる社会を
実現していくことである。
【内閣府 男女共同参画白書 平成28年版】
これは、今まさに注目されている「ダイバーシティ」ですね!
ただし…”家庭責任は女性にある”という考えがベースにあるかぎりは、
”一人で何役も担う”中心は、どうしても女性に偏ってくるのが現実。
仕事に育児に介護に…
『やっぱり女性が何役もこなさなきゃならないのかーーーい!!』
という多くの女性の悲鳴が聞こえてきそうです。
今、女性をめぐり注目されている問題の数々も、
やっぱりこの”女性はいろいろ同時にがんばってね”という
社会からの要求が根っこにあるのではないでしょうか?
そこで生まれたひずみが、
育児においては⇒”ワンオペ育児・ブラック夫”
”マタハラ・待機児童問題”
介護においては⇒”育児と介護のダブルケア”
”介護離職”
といった問題を引き起こす一因になっているのでは?
「ダイバーシティ推進」が叫ばれ、
さまざまな働き方が求められる今、
企業の雇用形態や人事制度の見直し・キャリア形成・働き方の改革が欠かせなくなっているのは周知のとおり。
しかし、今まさに”一人何役”もこなしている女性たちにとっては、社会システムの変革を待っている余裕はありません。
この待ったなし!の状況にいる私たち女性は、
どうやって乗り越えていけばいいのか…。
ここには周りをうまく巻き込みながら折り合いをつけていく
しなやかなコミュニケーションが欠かせませんね。
今後シュクリングラボでは
女性達のこの課題を解決すべく研究を進めて参ります。
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